プロフィール

神山 侑子

Author:神山 侑子
★★★★★★★★★★★★★

隅田川に架かる橋のたもとで
生まれ、湾岸で育つ。
現在は大根を栽培する地域に
暮らす37才。
職業はエンタメ系職人。

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Dove siamo? <ドーヴェ・スィアーモ?>
趣味的な映画や本の感想を綴るブログ。 現在は西洋のお坊さんに注目中。 もう自分がどこにいるのか分かりません。 ここはどこですか… Dove siamo?
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チェーザレ 惣領冬実/講談社
今、週間モーニングで『チェーザレ』が連載中です。
言わずと知れた冷酷との呼び名も高い貴公子、チェーザレ・ボルジアの物語。
現在、単行本が3巻まで出ています。
まあ〜なんと絵の美しいこと! 人物の描き分け、衣装、精緻な背景。
まさに絵に描いたようなルネサンス中のイタリア。
エザーッット!(正解〜!) ジュスト!(それだ!)って感じです。

イタリアで最も評価の高い伝記、サチェルドーテ版のチェーザレ・ボルジア伝を
参考に、今までの「優秀ながら冷酷非情、放蕩、残虐」というだけではない
チェーザレ像を描いています。

個人的に、あまり興味の持てない人物だったのですが…この漫画を読んだら
すっかり気が変わりました。

続きをまた後で書きます〜。眠すぎてフラフラです(^^;;

テーマ:歴史上の人物 - ジャンル:学問・文化・芸術

薔薇の名前
またしてもちょっと古めの映画をご紹介します。それは

「薔薇の名前」

ウンベルト・エーコ原作、ジャン・ジャック・アノー監督、
ショーン・コネリー主演の中世修道院サスペンスです。
原作は相当の知識がないと十分に楽しめないくらいに難しいのですが
(それでも、書いてある内容はとっっっても興味深いです)
映画では、起こっている事件そのものを追う形で非常に分かりやすく
当時の知識層が物事をどう考えていたのかを浮き彫りにしています。
_________________________________________
ストーリー

北イタリアのベネディクト派修道院に、異端審問に関する会議の準備のため
イギリス人の修道士バスカヴィルのウィリアムと見習い修道士アドソがやって来ます。
ところが、修道院に着いたとたんに相談事をもちかけられます。
写本の挿絵を描いていた若い修道士とギリシャ語の翻訳をしていた修道士が
立て続けに殺されたというのです。
事件の解明に乗出したウィリアムは、この修道院の真の秘密に肉迫してゆきます。
____________________________________________

ところで、出演している俳優陣はハリウッドなどではあまり名前を
知られていない人ばかりなんですが、みなさんいい味出してます。
異端から回心したはずの修道士サルヴァトーレを演じた人などは
怪優と言えるくらいに怪しさ凶暴さ全開でした。
スキンヘッドの薬草担当の修道士はかなり不気味でしたね(^^;;
それにも増して素晴らしいのは盲目の長老ホルヘ役の方です。
だいぶお年になってから俳優業に転向されたそうですが、
知を愛するあまりの妄執、老人の頑迷さを容赦なく演じていたと思います。
ちなみに、聖堂内で歌われるグレゴリオ聖歌は俳優陣のア・カペラ。
他にも写本を撮影用に実際に造ったりと中世の修道院のリアリティにこだわって
つくられている映画です。本当のプロが手作りした凄い技が堪能できます。

20年前、映画館で見た自分を褒めてやりたい(笑)
今なら原作をきちんと読めるだろうか…

テーマ:聖書・キリスト教 - ジャンル:学問・文化・芸術

司祭 PRIST



随分、前に見た映画ですが、このブログに書かないで
どこに感想を書くのかという映画です。(なんのこっちゃ)
神様、「司祭の悩む姿がたまらない」などと思う不届き者をお許し下さい。
と、大っぴらに告解しておきます。

さて、リヴァプールの貧乏な教区に若いイケメン司祭が赴任してきました。
信徒の婦人会のみなさんにも受けがよい新任司祭は、主任司祭が内縁の妻を
司祭館に住まわせていることに反発したり、率先して教区の家庭訪問を
してみたりとやる気十分。ですが、カトリック地域の貧困とやる気のなさ
自分の情熱が空回りしていることに悩みます。
疲れがたまってきたある夜、グレッグはキャソックから革ジャンに着替えて
とあるバーヘ出かけました。そこは、いわゆる男が男を物色しに来るハッテン場…。 
新任司祭グレッグは実はゲイだったのです。

ある日、家庭内レイプされている少女の告解を聞いて、何とかしてやりたいと思うものの
守秘義務のために効果のある手を打つことができません。そうこうしているうちに
自分がゲイだということが地元で噂になって僻地に飛ばされてしまいます。
しかも、責任者の司教は豪華な内装の部屋で贅沢に暮らしている。
リヴァプールの教区民が貧しい生活の中で献金しているというのに(泣)
電話1本で老司祭を退職に追い込み、また若い司祭を簡単に左遷するのです。

グレッグは司祭だと云っても何もできない、しかし神から召されているという自覚だけはある。
神はいると確信していて、司祭をやるようにと言っているのは神だと”知っている”。
だから司祭をやめることはできない。
女の子を1人助けてやることもできず、キリストの磔刑像に妙な気になるゲイ、
なのに司祭をやれと神は云う。どうしろっていうんだ!! 

と十字架像に向かって祈りながら悪態をつくシーンがあります。
これは胸に迫りました。
何かを疑いなく信じている人よりも信じられない人の方が
より感情を揺さぶられるでしょうね。

とはいえ、冒頭の十字架で窓を破る老司祭や、貧しさを皮肉で笑い飛ばす
人々とその生活等、ところどころにイギリスらしいユーモアもあって
地味で真面目なだけじゃないんですよ。

好みは別れるでしょうけれども、オススメです。


欲望と抑制のあいだで―背徳の修道者たちの記録
2002
原書房
ゴードン トーマス, Gordon Thomas, 那波 かおり

実際の司祭、修道女に取材した
キリスト教修道者のリアル恋愛事情についての本です。
修道女の話は比較的、本や映画などがありますが
修道士、司祭の聖職者生活(?)のこういう部分については
あまり言及されませんので大変参考になります。

独身制が修道者本人にとってどういうものか、
どういった状態にあるのかを知りたい方にはお勧め。

これを読んで、逆に独身制にはやはり
意味があるような気がしてきました。
万人にとって正しい扱いだとは云えませんが
意図するところはある、と思えてきました。

テーマ:聖書・キリスト教 - ジャンル:学問・文化・芸術

グッバイ・レーニン!



観よう観ようと思っていた映画。
面白かったがチと長い。
お母さんが社会主義教育に傾倒しつつも恐れていたという
ところが、その年代の東ドイツの人達の偽らざる心情
なんだろうな…としんみりしてしまった。
お母さんにショックを与えまいと嘘をつき続ける息子の行為は
かつての東ドイツ政府が国民にしていたことと重なる。
きっと本人もそのことには気付いていただろう。
でも、どうしても旧東ドイツの社会主義は終わったことを
お母さんに言えなかった。ううう。
私ならどうしたかなあ…。 

でも監督、本題に入るのがちょっと遅くて疲れました〜。
30分くらい尺を短くできると思うですよーー。

テーマ:DVDで見た映画 - ジャンル:映画